輸入盤のメリット


何と言っても価格!
輸入盤DVDの一番のメリットは価格が安いこと。国内向正規盤の半額以下、ということもあります。
また、輸入盤の価格は、為替によって変動するため、円高の今は、ますますお買い得になっています。
定価というものも決まっていないようです。

Bonus(特典映像)が付いている。
輸入盤には付いている特典映像が、国内盤ではカットされていることがあります。
(字幕を付けるのが大変なためだろう、と推測されます)

特典映像といっても、バレエ団の芸術監督がひたすらしゃべっているだけ、というものもありますが、普段着姿のダンサーが登場することも!
字幕がないのでさっぱりわからなかったりもしますが、バックステージの様子が垣間見えたり、ダンサーの声(当然だけど、彼らがステージ上でしゃべることはまずありません)が聞けたりするのは、嬉しいものです。

日本未発売の映像を先取り!
これもある意味大きな特典です。
最近のものでは、マリインスキー・バレエの 『ジュエルズ』 (ロパートキナがダイヤモンドのパートに出演しています。)、
日本車のCMで注目されたポリーナ・セミオノワが出演している 『白鳥の湖』、 『チャイコフスキー・ガラ』 も国内盤は今のところ発売されていません。マリインスキー・バレエ ジュエルズ チャイコフスキー・ガラ

※『チャイコフスキー・ガラ』は、その後デアゴスティーニ・バレエDVDコレクション第29号
 として販売されました。

輸入盤購入時の注意事項


DVDの仕様を確認する。
日本市場向けのDVDの仕様は「映像方式:NTSC」「リージョンコード: 2」です。
リージョン 0(リージョンフリー)のものはもちろん再生できます。 
PAL方式のDVDは、プレーヤーによっては再生できませんが、パソコンではNTSC、PALどちらも再生可能です。

ちなみに、他国のDVDの仕様
   北米(アメリカ、カナダ等):NTSC、リージョン 1
   一部ヨーロッパ(イギリス、ドイツ等):PAL、リージョン 2
となっていますので、イギリスのものはパソコンでならほぼ問題なく視聴でき、アメリカのものはリージョンフリーのものに限って再生可能、ということになります。
つでながら、ヨーロッパの方々は映像方式はあまり気にしていないようで、オペラ座やロイヤル・バレエのDVDはNTSC仕様のものが多く、パッケージの裏に「このDVDはNTSCです。」などと注意書きがあったりします。

アマゾンでのDVDの仕様の記載は100%信頼できるものではないようで、レビューを見ていると、「リージョンオールでした!日本のプレーやで再生できます」という喜びの声や、「リージョン1でした(涙)」という悲しいコメントを時々見かけます。
PAL方式なのかNTSC方式なのか記載されていないこともあり、そういう場合には、私はパッケージ裏面の画像を拡大チェックしていますが、いずれにせよ、再生不可のものを購入することがないよう、前もって確認することが重要です。

※このHPではリージョンコードは 2 または 0(フリー)のものを取り上げています。
 とはいえ、繰り返しますが、一個人の調査に基づくものです。ご了承の上で参考にして下さいますよう、お願い致します。

リーフレットには期待しない。
輸入盤DVDにはリーフレットは付いていないことも多いし、あっても出演者の名前が書いてあるだけの紙切れ1枚だったりします。収録作品は大抵ケースの裏に記載されています。
最近のものは丁寧に作られているようですが、個人的見解では、アメリカ製DVDのリーフレットはまず期待できません。
とはいえ、大きな字では書けませんが、国内盤のリーフレットは、作品や出演者の記載はきちんとしてはいるものの、それ以外は大した内容ではありません。おそらく、日本人向けに日本国内で作り直しているのだろうと思います。
(“実際に較べてみました 2”をお読みください。)

初めて観る作品だから、ストーリーやら何やらを知りたいという方は、
Wikipediaで「バレエ」を検索し、目次の「4 作品」
クリックしてみて下さい。バレエの演目がずらりと出てきます。
その中からお目当ての作品を選ぶだけで、ペラペラのリーフレットよりはるかに濃い内容の知識を得られるはずです。

ケースにも期待できない。
輸入盤DVDの一番の問題点は、ケースがちゃちなものが多い、ということではないかと思います。
ケースの頑丈さは国内盤にはかないません。アマゾンのマーケットプレイスで海外のセラーから購入すると、心なし凹んだ状態で届くこともあります。DVDも取り外しにくかったりするし。
また、ケースに使用されている画像がDVDの中身と一致していなかったり(こういうことは国内盤ではまずありえません)、
まるでカラーコピーのような印刷具合だったりするのも、少し哀しいところです。




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