ミハイル・フォーキン振付「火の鳥」のは、1910年、バレエ・リュスの第2回パリ公演で初演されました。フォーキン自身がイワン王子を、妻のヴェーラ・フォーキナが王女を演じ、火の鳥は踊ったのはかつての恋人タマラ・カルサーヴィナでした。
 ロシアの民話をもとにしたこのバレエはパリの観客の大喝采を浴び、カーテン・コールでは音楽を担当したイーゴリ・ストラヴィンスキーも舞台に引っ張り出されたそう。「火の鳥」は、当時まだ28歳だったストラヴィンスキーの最初のバレエ音楽でした。この成功で、一夜にして有名になったストラヴィンスキーは、その後もバレエ・リュスのために「ペトルーシュカ」、「春の祭典」を作曲することとなりますが、「火の鳥」の曲を聴いたアンナ・パヴロワは、「こんな騒音のような音楽で踊りたくない」と言ったという逸話が残っていま。
 物語の方は、ロシアの民話をいくつか組み合わせて、バレエ用に創作されたもの。不死身のカシチェイというのは、ロシア民話によく登場する有名・悪キャラクターです。ロシアの民話は味わい深くなかなか面白いので、興味を持たれた方は是非読んでみて下さい。

 (2012.9.6)

バレエ音楽 『火の鳥』 を、Wikipediaでチェック!
worldfolksong.comでチェック!


 『Stravinsky & The Ballets Russes 
                    ストラヴィンスキーとバレエ・リュス
』   マリインスキー・バレエ                                 

輸入盤

Bel Air Classiques

NTSC,  リージョンフリー <本篇85分+特典映像38分>
収録:2008年6月 @マリインスキー劇場
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
出演:エカテリーナ・コンダウーロワ、イリヤ・クズネツォフ

参考価格¥2,488 (2012.9.2 @アマゾン)
アマゾンで詳細確認 / HMVで見る。

Blu-rayあります
リージョンフリー
参考価格¥3,318

Bel Air Classiques

   演目&出演: 
「火の鳥」
(振付:ミハイル・フォーキン)
 火の鳥:エカテリーナ・コンダウーロワ、 イワン王子:イリヤ・クズネツォフ、 王女:マリアンナ・パブロワ、
 カシチェイ:ウラジーミル・ポノマレフ
「春の祭典」 (振付:ヴァーツラフ・ニジンスキー)
 生贄の乙女:アレクサンドラ・イオシフィディ、 長老:エレナ・バジェーノワ、 賢者:ウラジーミル・ポノマレフ
  ⇒ youtubeで映像の一部をチェック!


 

  『マリインスキー・バレエ・イン・パリ  The Kirov Celebrates Nijinsky』 

輸入盤

Arthaus Musik

PAL, リージョンフリー <111分>
収録:2002年10月 @パリ、シャトレ劇場
出演:スヴェトラーナ・ザハロワファルフ・ルジマートフ

参考価格¥2,215 (2012.9.2 @アマゾン・マーケットプレイス)
アマゾンで詳細確認

Kulturからも同じ映像が出ていますがリージョン1です。→

輸入盤
NTSC,リージョン1
詳細確認

Kultur

国内盤
詳細確認
定価¥5,400

新書館

   演目&出演:
「シェエラザード」
音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ  
 シェエラザ-ド:スヴェトラーナ・ザハロワ、金の奴隷:ファルフ・ルジマートフ、シャリアール:ウラジーミル・ポノマリョーフ、
 シャリアールの弟:アンドレイ・S・ヤコヴレフ、宦官長:イーゴリ・ペトロフ
「ポロヴェツ人の踊り」 音楽:アレクサンダ−・ボロディン
 ポロヴェツ人:イスロム・バイムラードフ、ポロヴェツ人の少女:ポリーナ・サラ-ディナ、奴隷の少女:エレーナ・バゼノワ
「薔薇の精」 音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー
 少女:ジャンナ・アユポワ、薔薇の精:イーゴリ・コルプ
「火の鳥」 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
 火の鳥:ディアナ・ヴィシニョーワ、イワン王子:アンドレイ・G・ヤコヴレフ、王女:ヤナ・セレブリャコーワ、
 カスチェイ:ウラジーミル・ポノマリョーフ
   ⇒ "The Kirov Celebrates Nijinsky" パリ・シャトレ座の公演のCMを見る!
   ⇒ ディアナ・ヴィシニョーワの「火の鳥」の映像を見る!


 

  『火の鳥/結婚』 英国ロイヤル・バレエ

輸入盤

Opus Arte

NTSC, リージョンフリー <本篇86分+特典映像26分>
収録:2001年 @コヴェント・ガーデン王立歌劇場

出演:リアン・ベンジャミン、ジョナサン・コープ
参考価格¥1,753 (2012.9.2 @アマゾン・マーケットプレイス)
アマゾンで詳細確認 / HMV で見る。

国内盤
詳細確認
定価¥5,184

日本コロムビア

 

   演目&出演:
「火の鳥」
(振付:ミハイル・フォーキン)
 火の鳥:リアン・ベンジャミン、イワン王子:ジョナサン・コープ、王女:ジェネシア・ロサート、カシチェイ:デヴィッド・ドリュー
「結婚」 (振付:ブロニスラヴァ・ニジンスカ)
 花嫁:ゼナイダ・ヤノウスキー、 花婿:デヴィッド・ピッカリング
   ⇒ 出演者、映像など詳しく見る。


 


  『Return of the Firebird  火の鳥 ふたたび』 ボリショイ・バレエ

輸入盤

Decca

PAL, リージョンフリー <本編120分+特典映像17分>
収録:2001年 @スタジオ収録  
出演:ニーナ・アナニアシヴィリ、アンドリス・リエパ

参考価格¥2,488 (2012.9.2 @アマゾン)
アマゾンで詳細確認 /
HMV で見る。


   「火の鳥」
 火の鳥:ニーナ・アナニアシヴィリ、 イワン王子:アンドリス・リエパ、 王女:エカテリーナ・リエパ、
 カシチェイ:セルゲイ・ペトゥホフ 
   ⇒ その他の演目、出演者、映像など詳しく見る。


 


 『エッセンシャル・バレエ  Essential Ballet』 キーロフ・バレエ、ボリショイ・バレエ

輸入盤

Philips

NTSC, リージョンフリー <117分>
収録:1992年 @ロンドン、コヴェント・ガーデン
収録:1992年 @モスクワ、赤の広場

参考価格¥2,488 (2012.9.2 @アマゾン)
アマゾンで詳細確認 // Boxセットもあります。

国内盤
廃盤
定価¥2,940

 

   「火の鳥」よりパ・ド・ドゥ  火の鳥:イルゼ・リエパ、イワン王子:アンドリス・リエパ
  ⇒ その他の演目、出演者、映像など詳しく見る。


 


 『The Firebird & Pulcinella』 デンマーク・ロイヤル・バレエ

輸入盤

Arthaus Musik

PAL, リージョン2,5 <96分>
収録:1988年  
出演:デンマーク・ロイヤル・バレエ、スカピノ・バレエ・ロッテルダム

参考価格 中古品¥1,299 (2012.9.2 @アマゾン・マーケットプレイス)
アマゾンで詳細確認

デンマーク・ロイヤル・バレエの「火の鳥」収録。→   

輸入盤
NTSC,リージョン1
詳細確認

Kultur

 

   ※デンマーク・ロイヤル・バレエによる「火の鳥」が収録されていますが、振付はGlen Tetleyによるものです。
「火の鳥」 (振付:Glen Tetley)   デンマーク・ロイヤル・バレエ
「プルチネルラ」 (振付:Nils Christe)  スカピノ・バレエ・ロッテルダム
  ⇒ youtubeで映像の一部をチェック!


 

 『The Firebird & Other Legends, A Thousand Encores』 オーストラリア・バレエ

輸入盤

ABC Classics

PAL, リージョンフリー <?分/DVD2枚組>
収録作品:「火の鳥」 「レ・シルフィード」 「ペトルーシュカ」
収録作品:& バレエ・リュスのドキュメンタリー

参考価格¥2,073 (2012.9.2 @アマゾン・マーケットプレイス)
アマゾンで詳細確認

   ※詳細不明ですが、仕様はPALです。
オーストラリア・バレエ団によるフォーキン振付3作品の舞台映像と、バレエ・リュスのオーストラリア公演(1936年)に関するドキュメンタリーが収録されているようです。


 

 『The Firebird & Petrushka 火の鳥/ペトルーシュカ』 キーロフ・バレエ

輸入盤

IMMORTAL

NTSC, リージョンフリー <96分>
収録:「火の鳥」 1977年、「ペトルーシュカ」 1990年
出演:ガブリエラ・コムレワ、アンドリス・リエパ

参考価格¥3,238 (2012.9.2 @アマゾン)
アマゾンで詳細確認

   ※「火の鳥」、「ペトルーシュカ」の2作品が収録されていますが、どちらもフォーキン振付ではありません。ご注意ください。
「火の鳥」 (振付:ボリス・エイフマン)
「ペトルーシュカ」振付:オレグ・ヴィノグラードフ)




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