ロマンティック・バレエの名作「ラ・シルフィード」のは、フィリッポ・タリオーニが、娘マリーのために振付けた作品で、初演は、1832年、パリ・オペラ座。マリー・タリオーニは、当時まだ珍しかったトウで立つ技術(ポワント)を使って妖精の軽やかさを表現し、舞台は大成功!  
 一世を風靡したシルフィードでしたが、オペラ座の衰退により、タリオーニの振付は継承されないまま消えていってしまいます。
 このシルフィードの舞台を見たアウグスト・ブアノンヴィル(オーギュスト・ブルノンヴィルとも)が、故郷デンマークで新たに振り付けたのが、ブアノンヴィル版シルフィード。タリオーニ版と比べると、男性ダンサーの見せ場が多くなっているのが特徴です。こちらは、1836年にコペンハーゲンで初めて上演されました。
 1972年には、テレビ放映用の企画として、ピエール・ラコットが当時の資料をもとにタリオーニ版を復元し、ラコットの妻ギレーヌ・テスマーが主役を演じました。
 現在入手可能な「ラ・シルフィード」全幕の輸入盤DVDは2点だけ。テスマー主演のラコット版・初演映像の輸入盤は何故か出ていない(VHSテープのみ)ので、ここに国内盤を紹介しておきます。エフィを演じるローレンス・ナーヴァルが健気でかわいいので、この映像のパ・ド・トロワは少しせつなく、心に残ります。
                                                          (2012.5.20.)

 

【国内盤】 パリ・オペラ座バレエ 「ラ・シルフィード」
収録:1972年 @スタジオ収録
出演:ギレーヌ・テスマー、 ミカエル・ドナール、 ローレンス・ナーヴァル
定価¥4,935
アマゾンで詳細確認 / 楽天ブックスで見る。


バレエ作品 『ラ・シルフィード』 を、Wikipediaでチェック!
worldfolksong.comでチェック!


 パリ・オペラ座バレエ 『ラ・シルフィード /ラコット版

輸入盤

Arthaus Musik

NTSC,  リージョンフリー <特典映像付き127分>
収録:2004年 @パリ・オペラ座 ガルニエ宮
振付:ピエール・ラコット
出演:オーレリ・デュポンマチュー・ガニオ

参考価格¥2,561 (2012.5.7 @アマゾン)
アマゾンで詳細確認
           ※国内盤には特典映像はありません。→       

国内盤
詳細確認
定価¥5,184

国内盤
鑑賞ナビ付
定価¥5,184

   音楽: J.M.シュナイツホーファー
振付: ピエール・ラコット
出演: シルフィード: オーレリ・デュポン、 ジェイムズ: マチュー・ガニオ、 エフィ: メラニー・ユレル、
  ⇒ その他の出演者、映像など詳しく見る。



  デンマーク・ロイヤル・バレエ 『ラ・シルフィード /ブアノンヴィル版
    ※ワーナーミュージック・ジャパンから2012年3月7日に廉価版が発売されました。
      輸入盤はリージョン1となっていますので、国内盤をご紹介しています。

国内盤

ワーナーミュージック・ジャパン
収録:1988年10月 @コペンハーゲン 王立劇場   <62分>
振付:アウグスト・ブアノンヴィル
出演:リス・イェペセン、ニコライ・ヒュベ

定価¥2,000
アマゾン / 楽天ブックス / HMV で見る。
Boxセットもあります。

 

   デアゴスティーニ・バレエDVDコレクション第10号はこの舞台映像と同じものです。
音楽: H. ローヴェンスキョル
振付: アウグスト・ブアノンヴィル
出演: シルフィード: リス・イェペセン、 ジェイムズ: ニコライ・ヒュベ、 マッジ: ソレラ・エンルン、
         ガーン: モーテン・ムンクスドフ、 エフィ: アン= クリスティン・ハウゲ
  ⇒ youtubeで映像の一部を見る!





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