「シルヴィア」の初演は1876年、パリ・オペラ座。すでに、フランス・ロマンティック・バレエは衰退し始めていましたが、この頃生まれた「コッペリア」と「シルヴィア」は今なお上演されている作品です。
 1901年には、レフ・イワノフ(オデットと王子のパ・ド・ドゥを振付けた方です。)が改作版を上演していますが、現在は、1952年に英国ロイヤル・バレエで上演されたフレデリック・アシュトン版が一般的なようです。
 ジョン・ノイマイヤー版「シルヴィア」の初演は1997年、パリ・オペラ座。 DVD化されている映像の男性陣3名(ルグリル・リッシュ、マルティネズ)は初演時と同じキャストです。
 アシュトン版が古典形式に沿った展開になっているのに対し、ノイマイヤー版は衣装やセットも現代的。同じ原作からこんなにも違う作品が生まれる、というのもバレエの楽しみ方一つですよね。
 ロイヤル・バレエでは、何と言ってもダーシー・バッセルが素敵。人間味あふれるニンフで、共感できます。一方オペラ座では、オーレリ・デュポンの感情を抑えた美しさが光り、この主役二人も対照的。難解と言われるノイマイヤー作品ですが、オペラ座エトワール揃い踏みのこの「シルヴィア」もおススメです。

(2012.5.13)


バレエ作品 『シルヴィア』 を、Wikipediaでチェック!
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  英国ロイヤル・バレエ 『シルヴィア /フレデリック・アシュトン版』   

輸入盤

Opus Arte

NTSC, リージョンフリー <特典映像付き117分>
収録:2005年12月 @コヴェント・ガーデン王立歌劇場
振付:フレデリック・アシュトン
出演:ダーシー・バッセルロベルト・ボッレ

参考価格¥2,878 (2012.5.13 @アマゾン)
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国内盤
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定価¥5,184

日本コロムビア


Blu-rayあります
参考価格¥3,462

Opus Arte

   デアゴスティーニ・バレエDVDコレクション第50号はこの舞台映像と同じものです。
出演:
シルヴィア: ダーシー・バッセル、 アミンタ: ロベルト・ボッレ、 オリオン: ティアゴ・ソアレス、
エロス: マーティン・ハーヴェイ、 ディアナ: マーラ・ガレアッツィ
  ⇒ youtubeで映像の一部を見る!



  パリ・オペラ座バレエ 『シルヴィア /ジョン・ノイマイヤー版』  

輸入盤

Arthaus Musik

NTSC,  リージョンフリー <特典映像付き 136分>
収録:2005年3月 @パリ・オペラ座 バスティーユ
振付:ジョン・ノイマイヤー
出演:オーレリ・デュポンマニュエル・ルグリ

参考価格¥2,561 (2012.5.13 @アマゾン)
アマゾンで詳細確認

国内盤
詳細確認
定価¥3,456

日本コロムビア

 

   デアゴスティーニ・バレエDVDコレクション第12号はこの舞台映像と同じものです。
出演:
シルヴィア: オーレリ・デュポン、アミンタ: マニュエル・ルグリ、 アムール/オリオン: ニコラ・ル・リッシュ、
ディアナ: マリ=アニエス・ジロ、 エンディミオン: ジョゼ・マルティネズ
  ⇒ youtubeで映像の一部を見る!






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